コミケ77で頒布中止/停止になったものまとめ?


前回コミケ76で頒布中止/停止になったものの中で一番話題になったというかもはやネタ扱いだったのは、
希有馬屋のフィギュア黄紙で頒布停止だったわけですが、
今回はそういう感じの1周まわってギャグになるレベルのはなくて、
地味に真剣な問題を内包したものが話題になったような気がします。



1・「片霧式*妄想ルンバ」販売中止のお知らせ(ページを削除予定らしいので魚拓も)


M3で初頒布したCDがどこの段階で講談社側の目にとまったのかわからんのですが、
「“さよなら絶望先生”関連作品の商品化権を侵害している」との警告を受け頒布中止に。
個人的には講談社側のいちゃもんのつけ方がどうなのって感じが。
このCD自体はJASRACに許可を取っている以上、楽曲の製作そのものにはケチをつけれないから、
『商品化権』を持ち出してきたのかという感じですが。
商標化権といわれてピンと来なかったのでこのページを見てたんですが、
http://www.cric.or.jp/qa/sodan/sodan4_qa.html
これをタテに警告されるってのは同人的にはかなり面白くない事態なんじゃないんかなあと。
実物買ってるんで持ってるんですが、これで訴えてくるのかへぇ……という感じが。



2・コスプレROM写真集が頒布停止連発
リンク先はわかりやすい花羅さんのこの件のまとめページ


まあ、ある意味過激化していく流れがあるのは必然かなあという気がします。
エロ本でも消しのラインってなにもしなければどんどん薄くなってくでしょ、あれと同じなんじゃと。
(それを良いと言ってる訳じゃないんですよ)
そしてそれに歯止めをかけようとするタイミングってのもいつか必ず起きるわけで。
それが今回だったのかなあという気がします。


ただなあ、実写系は真面目にやーさんの資金源じゃないかなんて都市伝説もあるので、
そういう方面を見てもこの過激化のあとサークル側がどういう対応をとろうとするのかってのは、
割と注意深く見てかないといけないんじゃないかなあと。
このまま過激化&地下化してくようだと、かなりよろしくない気がします。



3・富士壺機械SHIRO-TSUBAKI NetBook 頒布中止


ある意味一番笑えない話がこれなんじゃないかなとか。
これは色んな点で笑えないところがあって、
そもそもこれってコミケで頒布していいものなの?というのがまず一つ。
ここは微妙なラインなんですが、Windows7が入ってる時点でアウトとかなんとか俺は聞いたんですが。
あと、この金額の頒布物ってどうなのってのもあるし、
シャッター級サークルがこんなもんまで作って煽るんかいなというのもあるし、
よっぽどベテランサークルの富士壺機械がこういう事をやらかすのもどうなのという。


追記
4・ハースニール抱き枕頒布停止


この画像とかこの画像で概ねどんな感じの抱き枕かわかるんですが、
これは……止められたのもなるほど納得って感じがする。
いやまあ、真面目にコメントするなら表現の過激化云々というあたりのくくりに入るんでしょうが、
なんつーか「みさくら先生久々に本気だしすぎたな」としか言い様がないw



なんか他にも頒布中止/停止系の話があったら教えて下さい。



追記その2
この記事内における頒布中止と停止の使い分けなんですが、
頒布中止と書いてあるのは、事前に頒布計画を取り下げたもので、
頒布停止という標記のものが、コミケの会場で許可が降りなかったというか紙くらった奴です。
誤読されてそうな感じが反応見てるとあったので一応補足しときます。