A Happy New... (Material mix)

「年、明けちゃったね」
「そうだな」
「今年はなんかするの?目標とかあるんでしょ」
「んー、特に思いつかないなあ」
「まったくもー、そんなんじゃ今年も去年と同じでだらだらしてる間に終わっちゃうよ?」
「いいんじゃねえの」
「よくないよ!そんなんだから去年は単位も全然取れなかったんだよ?」
「それは去年っていうか一昨年の話だろ?」
「取れなかったのは去年でしょ!おかげで同じ学年になっちゃうし、もう」
「その分一緒にいる時間は増えたじゃねえか」
「授業で一緒になってもしょうがないでしょ」
「俺がノート取らなくてもよくなるから、しょうがないなんて事はないぞ」
「そんな事言ってると貸さないよ?」
「ああ、ごめんなさいごめんなさい、お願いですから貸してください」
「私が先に卒業するなんてやだからね?」
「うんうん、わかってるわかってる」
「返事は一度でいいよ。で、今年の目標は?」
「そうだなあ……じゃあ、去年より一杯愛するって事でどう?」
「あのねぇ、もうちょっとまじめに考えてよ」
「俺はいたってまじめだけど?」
「そんな事言われても、どんな反応したらいいかわかんないよ……」
「そのままのほうがいいんだよ」
「それってどういう意味……ちょ、ちょっとお兄ちゃ……ん……もぅ……」