ガンスリンガーガール 8巻

GUNSLINGER GIRL 8

正直、ガンスリに関しては俺もわりと原典主義だったんです。
なので、ペトルーシュカが最初に出てきた時は「おー、新キャラだー」とか思いつつも
どうしてもなんか入れ込めなかったんです。
個人的にはそんなもやもやが続いたガンスリですが、この巻ではそれがうまく昇華されているというか、
ペトルーシュカ編もやっぱりちゃんとガンスリだったんだなあ、と改めて納得させられました。
1期生の少女が無垢な少女をシンボルにしているキャラなのに対して、
ペトルーシュカはそれよりは少し年上の、言うなれば思春期の少女をシンボルにしてます。
この違いが、多分最初受け入れられなかった原因だと思うんですが、
これを上手くおとしこんでるというか。ああもう、いい言葉がうかばねー。
こういう少女もきちんと描けるようになったんだなあ、という事に相田裕の進化を感じる。
「新キャラがちょっとなー」と思ってた人も、ぜひ一度この巻まで読んでみてほしいです。