創作少年を知らない人に薦める、5冊の同人誌

2005年夏のコミックマーケットまで、あと一ヶ月を切りました。
コミケには、さまざまなジャンルの同人誌が出ています。
人気のアニメの2次創作から、こんなのもあったのかと驚くようなマイナーなジャンルまで、
さまざまなジャンルの同人誌が出ています。
そのうちの一つに、創作少年というジャンルがあります。
現在コミケで主流の2次創作ではなく、オリジナルの作品を発表するサークルを、
コミケでは創作(**)というジャンルで区分しているのですが、
その中でも主に少年誌や青年誌に載るような漫画やイラスト集などを出しているサークルが、
創作少年というジャンルに区分されている……はずです。
まあ、明確な基準があるわけではないので、申し込まれるサークルさんの判断でも微妙に変わってきますが、おおよそそういう方向性です。
18禁の同人誌もありますが、創作(男性向)という別のジャンルもあるので、
基本的には一般向けの作品が多いです。


コミケに来るようになるきっかけというのは、例えば好きな作家が出ている、とか
好きなジャンルの同人誌が欲しいから、という理由で来ることが多いと思います。
そうなると、創作というジャンルには、なかなか接する機会がないのではないかなあと。
そこで『創作にはこういう本もあるんだよ』という参考になればと思い、
今回この記事を書くことにしました。


猫耳メイドのユウノが主人公の漫画。こう書くと萌え漫画?と思うかもしれませんが、
貴族世界での犬人・猫人・人間の三種の争いをメインに据えているどっしりとした漫画です。
しっかりとしたストーリーには引き込まれていくものがあります。
連作もので、結構な巻数(最新刊が11巻かな)が出ていますが、
数冊ごとに総集編が出ているので、そちらを買っていくのがいいかもしれません。


こちらもメイドものなんですが、上の作品とは違って、ほんわか系の作品。
数冊出てますが、1冊ごとでもちゃんと読めます。
下町とメイドという、一見ミスマッチな2つを上手くあわせています。


知ってる人は知っている?雑君保プ氏のだしてる本です。
アドリブドライブは現在4冊出てますが、どれもこれもノリのいいギャグマンガです。
まあ、創作?っつーと微妙なとこで、結構ゲームものの本が出ることも多いんですが。


大木の下に住んでいる少女と、子供のころそこに住んでいた少年のお話。
長い間雨の降らなかったその土地に、雨が降り始めたことでおきる小さな変化が、
ストーリーのメインになっていくのですが。
少ないP数できちんと話がまとまっていて、読み応えのある内容になってます。


萌え少女フィギュア改造バトル漫画、でいいのか?
別にフィギュアとか知らなくても十分楽しめます。知ってるともっと楽しいんだとは思いますが。
小難しい内容ではないですし、巻末には用語の簡単な解説なんかもついてますので。


稚拙な表現で申し訳ないですが、5冊紹介させていただきました。
この記事で取り上げた本以外にも、色々な方向性の本が創作にはあります。
この記事を読んで、もしほんのちょっとでも興味を持たれたら、
コミックマーケット3日目の東4ホールに行ってみていただけたら、これ以上の幸いはありません。