Book Review@COMIC MARKET 68 その1

何回かに分けてまったりとレビューしていく方向で。

・僕ラニ振ル夢(tetrastation) 22P/\400
夏休みの終わりに訪れた最後の日。すべてが終わってしまうその時に彼女は言った。これは私たちに振る夢なのだと……。
終わりが来る直前の、少年と少女の悲しくも美しいお話。
少ないページ数の中で、思春期の少年や少女の心情がうまいこと描かれててよいです。どうしようもないことに対する絶望とか、そんな中でも夢を見れる希望とか。
98年や99年に中学生や高校生だった人は、特になんか共感できるところがあるんじゃないかと。


・WALK DAYS 2(AC-Promenade) 48P/\700
ACP的アンソロジーコミックと銘打たれているこの本。イースとかFF11とかが中心。
この人の絵は、かなりかわいいと思うのですが、乗っている話が残らず脱力しそうになるギャグ漫画ばかりで、そのギャップがちょっとウケた。
ある意味原作に対する愛(ちょっと歪んでるかような気もするが)を感じます。

・天魔大戦ヴァーシード(JYD) 32P/\200
相変わらず値段とP数が良い意味で釣り合わななな。
堕天使ヴァーシードとエクソシストクルーグの出会いの物語。
一応1本としても完結してるとは思うけど、どっちかっつーと「続きまだー」といいたくなる作品ではあります。
コミカルな展開が大目で、読みやすくはあるですよ。後はアクションもあって非常に王道的。とりあえずここからどういう方面に行くにしても続きまだー。

・たたかうものたち5(JEWEL BOX) 8P/\300
あえて表で言うね、8P300円はいくらなんでも高すぎ。紙2枚っすよ。
そういいつつ買ってる時点で負け組なのはわかってるんですが!
いや、最近の商業での活躍とか考えたらしょうがないのかもしれませんが。
この作りになってしまうのなら確かに同人休業は正解だと思う。
正直大ファンでないなら買わなくていいと思うですよ、うん。
でも、またいつか戻ってきてほしいです。とりあえずは商業をがんばってー。


今回はこんな感じで。次はいつだろう、まあ来週中には。