すきということ


作品名:すきということ ジャンル:創作
サークル:憧憬画廊 作者:大城ようこう
形態:B5表紙フルカラーオフセット44P


 サークル憧憬画廊の約1年ぶりのオフセット新刊。
描き下ろしの長編「すきということ」とコピー誌の再録の短編「ふにふに。」という構成で、
登場キャラは共通しています。
本のタイトルにもなっている「すきということ」は、女の子が付き合ってる彼氏に「好き」と言ってもらうために色々するんだけど、
なかなか言ってもらえない、不器用なカップルの話なんですが、これがまた破壊力抜群の話なんです。
大城さんの話は読んでる方がこっぱずかしくなるようなストーリーが結構あるというか、それが魅力だったりするのですが、
今回は、いつもに増して読んでいてドキドキしてしまいました。
好きって言ってもらうって行為を、こんなにドキドキさせる描写に出来ちゃう人はなかなかいないんじゃないかと。
クライマックスの方の描写とか、直視できないくらいこっぱずかしいですよ。
 短編の方は、二人が焼き芋しながらラブラブしてるお話なんですが、
こっちもあったかくなるというか読んでて顔が赤くなります。


 今はとらのあなメロンブックスでも委託してるようですので、興味を持たれた方はぜひ。
個人的には直接買いにいって見てもらいたいですが。