冬コミ同人誌の感想でも書こうじゃないか。その4


・[Ni] STAGE1/サークル[Ni]編集部


この本を一言で表すなら、ゲハ板×オタクとデザイン=[Ni]って感じになります。


「ゲーム好きが作る、ゲーム好きのためのゲーム雑誌」ということで、
ゲームそれ単体はもちろんの事、その周辺事象まで全て好きって人のための本という感じです。
それこそ2chのゲハ板*1じゃ無いと話題にならないような話題まで取り扱ってます。
で、なんでオタクとデザインがでてくるのかというと、
装丁とか本のコンセプトがオタデザフォロワーちっくな感じなんですよ。
実際、オタクとデザインに影響を受けてるとペーパーにも書いてありますし。
読みやすいので個人的には歓迎なんですが。


んで、一通り目を通したんですが、やっぱ濃いなあと。
記事の題材や内容にしても、飯島×新納対談やらゲームオフ会特集やらゲームショップ1983やらといった感じで、
普通のゲーム雑誌には間違っても載らないような、載ってっても何が楽しいのか大半の人には伝わらないような話が満載。
すりーさんの次のページににんしんさんを置いちゃうのはほんと凄いと思った、色んな意味で。
本当の意味でのコアユーザー向けという感じ。
そうで無くてもゲームが好きって人であれば読んでて楽しいとは思います。一部のネタにはついてけ無くなりそうですが。


こういう本を作れてしまうという事はやっぱなんだかんだでゲーム業界の人なんだろうなあとは思うんですが、
でもやっぱり、こいつらは本当にゲームバカで、ゲームが好きで作ってるんなあという印象はうけました。
STAGE2にも期待しています。


P.S.[Ni]編集部のサイトでポッドキャストが公開されてますが、
世界樹ポッドキャストを聞いてた人達は是非聞きに行くべきです。

*1:ゲームハード・業界板の事。各ハードの信者達が煽りあう大変危険な板という印象がある人もいるかもしれませんが、店員の話だの売り上げの話だのといったマニアックな事を話題にしてる板でもあります