同人誌は手に入らないものなんです。


この前、ラジオをやってた時に僕は
「同人誌は手に入らないものです、だから手に入れるために手を尽くすんじゃないか」
といった趣旨の発言をしました。これは以前から言ってますし、それが同人誌だと思ってます。
だから同人誌は買えない奴が出てきて当然だというのが自分の思考です。
で、この発言に思ったより反対意見側の反応があってですね、ちょっとびっくりしたんですよ。
それは違うだろーと。そんなバカなって感じです。


確かに、同人誌は最近買い安くなりました。
わざわざイベント会場いかなくても虎だメロンだ行けばたっくさんおいてあるしね。
でも、同人誌って個人或いは小さなグループが小規模な冊数刷ってるものなんだぜ?
そんなものが普通に手に入るという思考になるのはおかしな話なんじゃねーの?


そんなゆるい環境になれてしまっていざ自分の欲しい本が手に入らなかった時に、
「みんなが買えるような数量刷るべき」とか、「書店委託してください」とかは
割と間が抜けた発言ではないかと。
自分が手に入れる努力が足りなかったんだから手に入らなかったんであって、
手に入れられなかったのはお前が無策なだけだと。


ほんとに同人誌が欲しい奴らはあらゆる手を尽くしてます。
ある者は会場で早く並ぶ事に必死になり、ある者は様々なコネを使って手に入れようとし、
ある物は書店やオークションにアホみたいな金額を突っ込んでるわけですよ。
ていうか同人誌買うために東京に引っ越す奴なんてざら。
そんな奴等と同じだけの何かを支払わずに、手に入るもんだと思ってるのか。


はっきりいうと委託という環境に慣れすぎちゃったんじゃないのと。
あれはあくまでサークル側の多くの人間に頒布したいという思いがあってそうなるもので、
それはただ好意に甘えてるだけっすよ。
出すものがなんであれどこであれ、欲しければそこへ行く。
出る環境がないというのならそれを作り出す、それが同人なんすよ。


もう一度いうけど、同人誌は手に入らないものなんです、それであたり前なんです。
どんだけ言葉を尽くしても上手く伝えらなくてもどかしい。
でも、全く伝わらなくても書いておかないと悔しくて悔しくて。
独り言みたいなもんです。