ブギーポップに思う。
久々にラノベ読書。
- 作者: 上遠野浩平,緒方剛志
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2008/01/09
- メディア: 文庫
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感想―――うーん、いつものブギーポップでしたとしか。
ただ、流石に一年半ぶりというのもあってか、面白かった。食い飽きてないと新鮮に感じるからってのもあると思う。
もっと本題ちっくな話をして欲しいのにそれをしないのは、焦らしプレイか?
いやまあ、されなきゃされないでもいいんですけどね。
あと、緒方剛志はやっぱすげえなと思う事が。今回もちゃんと絵が違う。タッチが違うという方が正確か。
昔出てた画集で、「ブギーポップの絵は安定させる努力をしないことにしている」って言ってたんだけど、
実際毎回毎回微妙にタッチの異なる絵を出してくるのはほんと面白い。
上手くなってるとか下手になったとかそういうベクトルじゃないんだよね。毎回変化している。
今回の缶詰の表紙絵のロリーポップは流石にやりすぎだとか思ったけどw。エロゲの絵かと思ったぜ。
しかし読んでて改めて思ったんだけど、やっぱりコレが受けたっていうのは一種の奇跡だな。つーか、異端だよな。
ちょっと間違えれば、いや「間違えなければ」、コレは俺とかが愛してしまうマイナー領域の世界の物になってた気がする。
いや、もしかしたらこういう方向性の本とか他の作家でも出てるのかもしれないけど、ヒットしてるなんて話きかねえし。
(実際どうなんですかね、平和先生。あ、ちょっと違うかもしれないけどロミオはそれと言えるんかな。)
電撃は、時々こういう意味のわからないものを釣り上げてくるのがすごい。だいっ嫌いな会社だけど、その点だけは敬服するわ。