冬コミ同人誌の感想でも書こうじゃないか。その1(になるといいな)

毎回1で終わってると言う突っ込みは禁止。


・CINDERELLA 7&光剣救主ライトセイバーズAA・AZ共通リアクション NPC小説 NPC名簿/LifeLikeLove (石田あきら)
LifeLikeLoveの冬の新刊のお話。
しょっぱなからあれだけど、これ同人誌の感想じゃねえな(ぉ。じゃあなんだって言われると微妙ですが。
なんつーかあれだ、石田あきらの狂気ととれるほどの愛情を見たって感じ。その解説とでもいうのか。


CINDERELLA 7は、未完成版と書いてあっただけあって、ところどころつーか半分ぐらい下書き状態だったりしますが、ストーリーはちゃんと追えます。
あと1・2冊で完結かなあ。商業も忙しい中よーやくできた感じですかね。今回の本の作画完成版も出して欲しい。


ちなみにシンデレラシリーズは、大体の人には創作作品と捉えられてると思うんですが、厳密には創作ってわけではなくて、
ホビーデータ(以下ホビデ)が開催したPBM(ホビデ的呼称はNWRPGか)「光剣救主ライトセイバーズ」の石田あきら自身がプレイしていたキャラを中心にしたお話なわけで。
言ってしまえば、シンデレラシリーズってのは壮大なプライベートリアクション。ある意味2次創作。
これは以前にもどっかで書いた気がします。


で、今回新刊を買うとオマケでついてきた(ハズ)のが「光剣救主ライトセイバーズAA・AZ共通リアクション NPC小説 NPC名簿」です。
オマケっていうと12Pとかぐらいですか、とか思うですがA5/210Pです。ちなみにほとんど文章です。
これを見たとき、あまりの感動に笑い出しそうでした。ついにここまでやりやがったか、と。


この本、横書きの文章が見開き辺り4列という書式で延々と文章が載っています。
そう、ホビデのリアクション(ゲームの結果を小説形式で綴った物)の書式ほぼそのまんまです。
その名前のとおり、AA・AZブランチ(シナリオと読みかえればOK)の全部の共通リアクションを載せてるんですよこの本。
その上、AA・AZブランチのマスター(小説執筆&ゲームの判定を行う人と思ってください)である野口七枝氏の協力によって、
打ち上げ本に載るはずだったNPC小説NPC名簿まで乗っているという(極一部の人には)豪華な一品。
(多分、リアクションの文章データも野口マスターからもらってるんだと思う。そうでなきゃこんな本絶対に作れない)
こんな本を無料(単品で買うと100円だったかな、どっちにしろロハだ)で配ってたんですよ。


PBMの文化のひとつとしてリアクション交換ってのがあります。
これは、ゲーム中の情報交換(PBMでは、他のシナリオの事件が自分のシナリオに影響を与えたりする事があるため)の役割を持つと同時に、
自分の物語を相手に知ってもらうためというのもありました。
石田あきらは、9年もの時がたった今でもこの物語を他の人に知ってもらいたいと思って、リアを配ってるんですよ。
わざわざ210Pの本にまでして。すごい愛情だよね。
今までそれほど石田あきらって人に興味持ってたわけじゃなかったんだけど、今回はほんと感動した、そのバカさ加減に。(褒めてます)